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体温が上がりすぎたときの対処法|正しい冷やし方

体温が上がりすぎたときの対処法|正しい冷やし方

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暑い日が続くと、体が重く感じられたり、疲れやすくなったりと、不快に感じる場面が増えてきます。外の暑さが強い日は、少し歩いただけでも体が熱を持ったように感じることもあります。

汗が増え、顔が赤くなり、めまいやだるさを感じる——そんな状態を経験したことがある人も多いのではないでしょうか。夏場や激しい運動のあと、あるいは暑い環境に長時間いるときに、こうした変化が起こりやすくなります。

体温が上がりすぎたときは、体を無理なく冷やすことが重要です。そのままにしておくと、強い熱ストレスや熱中症につながるおそれがあります。暑い時に体温を下げる方法を理解しておくことは、自分の健康を守るうえでとても大切です。

冷たい飲み物をとる、日陰で休む、特定の部位を冷却パックで冷やすといった、深部体温を下げて体を楽にする簡単な方法がいくつかあります。それでもなお、「「できるだけ早く体を冷やす方法はないだろうか」「どの部位から冷やすのが効果的なのか」「アスリートは極限の暑さの中でどうやって体温をコントロールしているのかしら」といった疑問を持つ人は少なくありません。

この記事では、体を効果的に冷やすための実践的な方法を中心に、体温のしくみや、熱ストレス・熱中症の予防に役立つ基本的なポイントをわかりやすく解説します。

体温が高くなりすぎると何が起こるか

人の体には、本来、内部の温度を一定に保とうとする仕組みがあります。この体の内側の温度は「深部体温」と呼ばれ、健康な成人では37℃前後に保たれています。

しかし、周囲の環境が非常に暑かったり、運動によって体内で多くの熱が生まれたりすると、このバランスが崩れることがあります。体が熱を十分な速さで放出できないと、体の内側の温度が徐々に上昇してしまいます。

このような状態になると、次のような症状があらわれることがあります。

  • 大量の発汗
  • 皮膚が温かい、あるいは紅潮する
  • 頭痛やめまい
  • 疲労感や脱力感
  • 強いのどの渇きや脱水感

これは、体が冷却を必要としている初期のサインです。ここで対処せず放置すると、症状が悪化し、熱疲労や熱中症といった状態に進行するおそれがあります。

深部体温を安全に下げる方法

深部体温を下げるのに、特別に複雑な方法や機器が必要なわけではありません。熱による負担をやわらげるための、シンプルな方法がいくつもあります。

まず基本になるのが、涼しい環境で体を休めることです。日陰に移動する、冷房の効いた室内に入る、風通しの良い場所で過ごすといった行動は、体にこもった熱を逃がしやすくします。

次に大切なのが水分補給です。冷たい水や電解質飲料を飲むことで、汗によって失われた水分を補い、体が本来備えている体温調節の働きを保ちやすくなります。

皮膚を冷やすことも、体の内部の温度を調整するうえで役立ちます。濡れたタオルを当てる、ぬるめからやや冷たいシャワーを浴びる、顔や首に軽く水をかけるといった方法は、体を楽に感じやすくします。

こうした方法は、スポーツや屋外活動の現場でも、深部体温を下げて熱中症を防ぐ手段として広く用いられています。

体温を素早く下げるために冷やすべき部位

体の中には、大きな血管が皮膚の表面近くを通っている部位があります。こうした部分を冷やすと、より効率的に体温を下げることができます。

首を冷やす

首には、脳へと血液を送る重要な血管が通っています。首の後ろに冷たいタオルや氷嚢を当てると、比較的速やかに熱を下げる効果が期待できます。

わきの下を冷やす

わきの下も、血管が皮膚の近くを通っている部位のひとつです。この部分を冷やすことで、体温をより早く下げる効果が期待できます。

脚の付け根(そけい部)を冷やす

脚の付け根周辺にも太い動脈が通っています。緊急時の暑さ対策として、この部位を冷やす方法が医療の現場で用いられることもあります。

手のひら・手を冷やす

手のひらには、熱の放出を調節する特殊な血管構造があります。冷たいペットボトルを握る、冷水に手を浸すといった方法でも、熱ストレスからの体の冷却に役立つことがあります。

こうした方法は、短時間で体を冷やしたいときの対処として、スポーツ現場での熱中症対策や緊急時によく用いられています。

暑いときに体を早く冷やす方法

非常に暑い環境でも、体温を無理なく保つために役立つ、シンプルな工夫がいくつかあります。

まずすぐに取り入れやすく、効果も期待できる方法のひとつが、冷たい飲み物をこまめにとることです。冷たい水は失われた水分を補うとともに、汗として熱を逃がす体の働きを保ちやすくします。

濡れた布や冷却タオルを使うのも効果的です。皮膚の上に乗せると、水分が蒸発する際に体表から熱が奪われるため、体を冷やしやすくなります。

ぬるめ~やや冷たいシャワーや入浴も、皮膚の温度を下げるのに役立ちます。ただし、極端に冷たい水は血管を急激に収縮させるおそれがあるため、一般的には勧められていません。

また、軽くて通気性の良い服装を選ぶことで、体から熱が逃げやすくなります。

こうした日常的で簡単な工夫を組み合わせることで、暑さの中でも体をより快適に保ちやすくなります。

こうした工夫に加えて、体調に関する情報を事前に調べておくことも大切です。最近では、オンラインドラッグストア薬の通販などを通じて、暑さ対策や体調管理に関する情報を確認する人も増えています。

深部体温が高い人の特徴

中には、他の人よりも早く体に熱がこもりやすい人もいます。

たとえば、次のような場合です。

・激しい運動を行う人は筋肉の活動によって多くの熱が生まれるため、体温が上がりやすくなります。

・脱水状態にあると、体をうまく冷やしにくくなります。汗をかいて熱を逃がすには、体内に十分な水分が必要です。

・また、環境の影響も無視できません。湿度が高いと汗が蒸発しにくくなり、体から熱を逃がす働きが弱まります。

こうした深部体温が高くなりやすい条件を理解しておくことで、早めに体を冷やし熱中症対策をとりやすくなり、暑さによる不快感も軽減しやすくなります。

医師など専門家に相談すべきタイミング

熱による不調の多くは、休息や水分補給で落ち着きますが、中には医療機関の受診が必要となる場合もあります。たとえば次のような症状があるときです。

  • 意識がもうろうとする、混乱する、失神する
  • 体温が非常に高い
  • 暑いのに汗が出ていない
  • 強い頭痛や吐き気がある

これらの症状は、より重い熱関連疾患の可能性を示している場合があります。そのため、適切な治療を受けるためにも、医療の専門家による判断を受けることが重要です。

まとめ

気温が高い状態は、想像以上に早く体に影響を及ぼします。暑い天候、激しい運動、長時間のの熱への曝露などが原因で体温が上昇すると、短短時間でも不快感や疲労につながります。

水分補給を心がけること、特定の部位を冷やすこと、涼しい環境で休むこと——こうした簡単な工夫だけでも、体が本来持っている体温調節機能を保ちやすくなります。

初期の警告サインを見逃さず、適切に体を冷やすことで、熱関連疾患のリスクを抑えやすくなります。一年で最も暑さの厳しい時期でも、無理をせず安全に過ごすことを心がけましょう。

よくある質問

Q1.暑すぎるときに体を素早く冷やすにはどうすればよいですか。

A.涼しい場所へ移動し、水分をとり、首やわきの下などに冷たいタオルを当てることで、体から熱をより効果的に逃がすことができます。

Q2.体温を最も速く下げる方法は何ですか。

A.首、わきの下、脚の付け根など、大きな血管が通っている部位を集中的に冷やすと、体温を効率よく下げられる可能性があります。

Q3.冷たい水を飲むと深部体温は下がりますか。

A.はい。冷たい飲み物は体を水分で満たし、特に暑いときや運動時に、体が本来持つ体温調節機能を支えます。

Q4.アスリートは極端な暑さの中でどのように体を冷やしていますか。

A.アスリートは、水分補給、冷却タオル、氷嚢、休憩時間の確保などを組み合わせて行い、激しい運動中も体温を安全な範囲に保つようにしています。

Q5.熱中症の初期サインにはどのようなものがありますか。

A.大量の発汗、めまい、脱力感、頭痛などは、体が熱ストレスを受けており、冷却を必要としている可能性を示すサインです。

参考文献:

Epstein Y, Yanovich R. Heatstroke. New England Journal of Medicine. 2019;380:2449-2459. Available from: https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/31216400/

Casa DJ, DeMartini JK, Bergeron MF, et al. National Athletic Trainers’ Association position statement: exertional heat illnesses. Journal of Athletic Training. 2015. Available from: https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC4639891/

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